haohao 2007-09-05
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ベートヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」という曲は、9曲あるベートーヴェンのシンフォニーのうち、たぶん、ホルンおよび木管楽器のソロが一番美しく、ある意味、「ベートヴェンのオケコン」のような要素があると言っても良いだろう。つまり、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、そして、ホルン、に綺麗な旋律のソロが沢山ある。
ところで、非常にお恥ずかしい話、私は漫画「のだめカンタービレ」を読むまで、ドイツ式のファゴットと、フランス式の、いわば、バソン・フランセの違いを認識していなかった。現在までにフランス式のバソン・フランセはかなりのオーケストラからなくなってしまい、現在、フランスのいくつかのオケで、正直「ほそぼそと」存続しているに過ぎない。
この演奏を聴いて驚いたのは、このバソン・フランセのソロである。最初は、「なんじゃ、このテナ・サキソフォーンみたいな音は」と思っていたのだが、落ち着いて聴くと、確かにドイツ式のファゴットではなく、バソン・フランセのようである。どこか、ひなびた感じがすばらしい。
指揮はマズアだが、いわゆるドイツ式の「田園」に聞き飽きたかたには、非常に面白い演奏、録音と思う。お勧め。