慢心王 2008-07-20
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評価は分かれるでしょうが、自分の持っているフィギュアの中で一番のお気に入りです。
今更解説の必要もないでしょうが、キャラクターはアドベンチャービジュアルノベル「Fate/stay night」で、敵方の闇に囚われてしまった白銀の騎士セイバーです。
本作品は原型士の戸田聡氏がかつて1/10で発表したガレージキットを基に1/8PCV化するにあたって、さらに完成度を高めた作品です。作者の意訳が含まれていますが、闇に取り込まれたセイバーの狂気の表情が非常に印象的な作品です。その鬼気迫る表情から歌舞伎とも揶揄されていますが、これは目と顔のパーツを分けて、目を裏からはめ込む方法をとっているので、目に力強い立体感を持たせていることが特に関係しています。この手法は、アニメ絵の目とは相性が悪いのでアニメフィギュアにはあまり使われないのですが、本作品には見事みマッチしています。バイザータイプの頭部も用意されていますが、この目が特筆すべき点ですので、じっくり鑑賞して欲しいとは思います。また細かい点ですが、唇の表現も非常に丁寧で完成度の高さをうかがわせます。
胴体部ですが、たなびくスカート(袴?)の造形を初めとして、これもまた素晴らしの一言です。たしかに、スカート全面の折れ曲がり部の裏側で、強度を保つために厚ぼったく作られている箇所もありますが、私は全く気にならない程度のものでした。塗装も非常に丁寧です。胸の鎧部にはわざと塗装を擦れさせて、金属感を表現させています。
鬼気迫る表情と威風堂々とした立姿には見惚れてしまいます。美術品としての価値も十分だと思います。
ちなみに、本作品は2008夏ワンフェスで端麗な顔立ちのバージョンのものが限定版として発売されますので、興味のある方はチェックされたら如何でしょうか?また、自分としては対の作品である黒桜がちゃんと発売されるのか心配でしかたないです。ああ。