西京BOY 2008-02-13
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タイナカサチ1年ぶりのニューアルバム。ここ最近は特にアニメタイアップをつけず
独立した歌手活動をしている彼女。
それもそのはず、彼女の音楽を聴けばわかるがこれは日本の歌謡ポップス、特に90年代の
音楽からの影響が色濃く見られる。前作「dear...」ではそこまで感じなかったが
このアルバムでは他のクリエイターの作曲したのも含めて、はっきりと伝わってきた。
彼女はポップスに対しての強い憧れがあるんじゃないかなあ、と・・・。
やたら抜けがいい先行シングル「Visit of Love」を皮切りにこのアルバムから
響いてくるのはそんなポップ・ミュージックへの飽くなきリスペクトと「ラブソング」に
こだわった彼女の個性の結晶である。もう殆どがアップテンポかミドルテンポで構成
されている流れで、時々バラードが入ってくるというのはもうポップスの王道だ。
しかも彼女の場合、声の伸びがやたらいいのではっきりと独自性も感じられる。
「Lipstick」は今まで以上にアグレッシブな一面を見せているし、「サヨナラ」は
タイトルだけみればバラードかと思いきや元気よく別れを告げる変わったナンバーに
仕上がっている。また「HOME」のようなサウンドメイクは彼女の中では珍しいと思った。
シャキッとしたバンドサウンドが気持ちよく聞こえる一曲。
全体的に前のめりなメロディとアレンジなので、かなりアッパーに聴ける一枚。
最後のバラード「愛しい人へ」〜からミドルチューン「道」への流れもいい。
今まで以上にキャッチーで、ベクトルの定まったラブソング・アルバム。
個人的にこれはここ10数年強のポップスに対しての彼女からの回答だと思った。